『コロナ論』の文庫本が9月から2巻ずつ出るらしい。
昨日は1巻目の表紙が送られてきて、なかなかカッコ
よく、しかも楽しく出来ていたので、嬉しくなった。
一気に5巻出すという案もあったが、今の状況だと
まだオミクロンの変異ウイルスが流行っているし、
秋になったら5類に落とすという空気も拡がってきて
いる。
9月、10月、11月と、2巻ずつ発売するのが妥当だと
思う。
それに、全巻文庫化されるのなら、5巻にもう1本、
完結編を描き下ろして、完全収束感を出したい。
描き下ろしは原稿料が出ないし、「ファクターM」の
作業もある中で、負担を増やすので、スタッフは嫌がる
だろうが、やはり描きたい。
秘書みなもトッキーも描くべきだと言ってくれている。
5巻発売を12月に遅らせるという手もある。
文庫版は今後も歴史に残っていくものにしたいから、
完全完結編は描いておかねばならない。
『コロナ論』は病気の「絵解き漫画」ではない。
『ゴー宣』を読み慣れていない人から、もっと子供にも
分かるように、やさしく、分かりやすく描けないかと
言われたが、『コロナ論』はそういうものではないのだ。
病気の解説書ではない。
コロナ禍を通じて、日本と世界で何が起こったか、
人々がどう振る舞ったか、日本だけが最後まで狂った
ままなのは何故なのか?
「コロナ禍」で起こったこと全体を、小林よしのり
という視点から描き尽くす作品である。
将来、コロナ禍を客観的に捉えたい研究者が出てくれば、
『コロナ論』を読めば一望できる。
将来の日本人にとっての研究材料になると思う。
というわけで、昨日は完結編のシナリオに着手してしま
った。気が早いな。